ゆずこまくんからUR Delverの使用感について質問がありましたので、今日は徒然なるままに雑感をば・・・。

 まずはレシピから。
●Main(60)
Creature(15)
4《秘密を掘り下げる者》
4《ゴブリンの先達》
3《渋面の溶岩使い》
4《瞬唱の魔道士》
Spell(25)
4《渦まく知識》
2《思案》
3《呪文貫き》
1《狼狽の嵐》
4《稲妻》
4《Chain Lightning》
2《目くらまし》
2《火炎破》
3《Force of Will》
Land(20)
2《島》
2《山》
4《Volcanic Island》
4《沸騰する小湖》
4《樹木茂る山麓》
4《汚染された三角州》
●Sideboard(15)
1《Force of Will》
4《外科的摘出》
4《紅蓮光電の柱》
4《粉々》
2《発展の代価》


 STAR CITY GAMESのレガシー大会で優勝したデッキからメインの《思案》x1⇒《狼狽の嵐》x1、《発展の代価》x2⇒《火炎破》x2と変更して、サイドはチーレガでのメタに合わせて調整しました。
 全体を通した使用感としては、前々から分かっていたことですが、改めて《秘密を掘り下げる者》が物凄く強い。あ・の・《野生のナカティル》が(笑)ですから。
 戦い方は至ってシンプルで、①生物でドついて、②除去を打ち消して、③最後は焼いてコンガリッチです。基本は赤単と同じ考え方ですが、②があるので相手のテンポを阻害しながら更に打点を稼げる点が、大きな違いだと思います。勿論、《Force of Will》を搭載してますので、青ならではのヤバイものを弾けるところは大いなる長所です。《秘密を掘り下げる者》⇒《ゴブリンの先達》の5点クロックがブン回り筆頭コース。2パンで相手のライフが半分になるとかwww
それでは個々のカードについても使用感をつらつらと・・・。


生物篇
《秘密を掘り下げる者》
 説明不要のコスパがぱないお方。エースで4番て感じ。「まだ人間でいたいでござる」と未練たらたらな場面も多々発生。そんな時は《渦まく知識》で引導を渡してあげましょうっ!!
《ゴブリンの先達》
 《秘密を掘り下げる者》が出るまでのエースだったお方。でもまだまだ頼りになります。ただ長居をされると相手にかなりのアドバンテージを渡す危険性を孕むので中盤以降はクロックとして使うのか、《渦まく知識》の燃料となるのかは悩ましい所。
《渋面の溶岩使い》
 恒久的な火力のお方。墓地依存性だったり、T1のラグがあったりと隙は大きいですが、リターンも大きい。手札一枚一枚が重要なリソースのバーンデッキには頼もしい一枚。これ一枚で封殺できるマッチもあるので外せません。《瞬唱の魔道士》が手札にあるとやたらめったら能力を使えなくなるところがディスシナジーですが、そこを補って余りあるスペック。4枚は流石に入れられないですが・・・。
《瞬唱の魔道士》
 レガシー環境を大きく変えたお方。Zooがお通夜になるなんて誰が想像し得たでしょうか?バーンデッキにおいてZoo戦では相手の生物が大き過ぎたり、先手ゲーだったりとあまり当たりたくない相手だっただけに影響力だけを考えても《瞬唱の魔道士》様々です。このデッキでは主に火力をフラッシュバックする係なので、フィニッシャーというイメージ。トータルのマナコストも重くなりますしね。《発展の代価》がフラッシュバックできると想像を絶する打点を叩き出す場面もちらほら。


呪文篇
《渦まく知識》
《思案》
 赤単が欲してやまなかったドローソース。しかもいらない土地が火力に変わったりすると脳汁物です。コンボとバーンのドローソースは対戦相手を殺しにいく呪文なのでコスパがぱないです。
《呪文貫き》
《狼狽の嵐》
《目くらまし》
《Force of Will》
 主な用途は生物に対する除去を打ち消すこと。相手のライフを最速で0にすることが目標のデッキなのでクロックが最重要。特に《秘密を掘り下げる者》は回避能力があって地上を気にする必要がないだけに、除去耐性無しの部分を補ってやれば相手のライフを半分近く削れる存在に。相手除去の打ち消しに注力できるようなゲームプランを考えてます。
《狼狽の嵐》はオリジナル要素。コンボが多めなチーレガ用にメインから入れてみました。コンボ以外では相手の《瞬唱の魔道士》が除去をフラッシュバックしてくる場面では役に立ったり立たなかったり。自分もフラッシュバックしてると4マナ払えってなるので大抵の場合は払えないですよね。
《稲妻》
《Chain Lightning》
《火炎破》
 序盤は相手のクロックを排除しこちらのクロックを奔らせ、中終盤に残ライフが一桁になった場合にはフィニッシュ手段へと、火力の腐りにくさは天下一品です。メインに《火炎破》を採用しているのはチーレガで基本地形にばかりに当たる可能性が高いので《発展の代価》の代わりに採用しました。通常のレガシー大会であればメタ次第ですが、《発展の代価》の方が打点は高いと思います。


土地篇
 《瞬唱の魔道士》をフラッシュバックする前提なので、3マナまで伸ばす必要がある為にランドは20枚採用。フェッチランドが多めのオカゲで《渋面の溶岩使い》と《瞬唱の魔道士》を共存させてもそこまで苦になることはありませんでした。


サイドボード篇
《Force of Will》
 コンボ用に増量。
《外科的摘出》
 チェインコンボ用、ドレッジ・リアニ用、相手のデッキ偵察用、相手のトップ操作に対し強制シャッフルと用途は多岐に渡ります。ドレッジとも調整しましたが、《瞬唱の魔道士》と《外科的摘出》の8枚体制を取ればかなり戦える印象です。
《紅蓮光電の柱》
 チェインコンボ用。ANTが多くなるチーレガ用に4枚ガン積み。コントロール系にもワンチャンかなと思うが、クロックを先に置けなかった場合には無駄牌になるので、ご利用は計画的に・・・。
《粉々》
 MUD、親和、《石鍛冶の神秘家》デッキ用。チーレガでは茶色系デッキが多くなることを想定して4枚ガン積み。破壊して相手を邪魔した挙句の3点は、相手にしてみたら悶絶。相手のライフをガツガツ狙うこのデッキではテンポを失うことなく茶色系を落とせるので偉大。
《発展の代価》
 火力の項目でも触れましたがチーレガ用ということでメインには不採用。2回撃って16点を叩き出したことを思い返し、改めて打点の高さに脱帽です。でも基本地形だけは勘弁な。


 以上が、個人的な使用感です。流石にSCGで優勝したデッキだけあってしっかり調整されており、使いやすさと強さを兼ね備えた仕上がりという印象です。打ち消しをこれだけ入れると火力不足かと思っていましたが、火力スキーな自分でもストレスなく使えたことが何よりの収穫です。でも次に使うデッキは何故かRUGTempoだったりして・・・。

>ゆずこまくん
参考になりましたでしょうか??

コメント

ゆずこまち(弱)@T.A.T.
2012年3月4日11:18

レポありがとです。そのうち使ってみたいと思います。
細かいプレイやらキープやらはまた会った時に教えてくらはい。
ぐりねこさんが秘密入りデッキとどう戦ったら良いか知りたいって言ってた。

ちゃんどら@T.A.T.
2012年3月5日0:16

>ゆずこまくん
了解した。
グリねこくんへは今度会った時にでも伝えましょう。
折角なんでアグロなデッキも使ってみてちょぅよ。
俺も打ち消し、ドロソの使い方を勉強するす。

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